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2011年8月 5日 (金)

天地真理45 真理さん真保さんがお元気であってこそ

天地真理ファンクラブによる天地真理Official Website が立ち上がり、
今年のいろいろな活動がアナウンスされ始めた。
そして、娘でありファンクラブの代表でもある真保さんから、
 ・会員、スタッフへの感謝、
 ・真理さんもとても喜んでおられること
 ・ファンが作り上げるファンクラブにしたい希望
 ・真理さんの体調を第一優先にしたいこと
 ・それ次第では企画変更もありうること
 ・みんなが笑顔になれることへの願い
などがTweetされていた。

このファンクラブが現役歌手を取り囲み、盛り上げることを目的とした通常のファンクラブとは
趣が大いに異なることは、ご承知のとおりと思う。
それを踏まえたうえで言えば、真保さんの「真理さんの体調を第一優先にしたい」という言葉は
私には大変うれしい。
娘さんが代表であること、そしてこの方がこのような意識をきちんと持っておられることが、
私に安心感を与える。

物事を成し遂げようとする情熱や達成感を求める気持ちを持ちながら、
非常時を想定したリスク管理も同時に行うことは、大変難しいことだ。
それは原子力平和利用の名のもとに進められてきたことを見れば明らかである。
ましてやこれが一人の、あるいは少人数の判断で決めていくとなると、
いろいろ葛藤も予想される。

このような状況を何とかうまくやるには、
当事者の中でのプライオリティの明確化と、周りの理解が必須だろう。
当事者の代表である真保さんは、このプライオリティをはっきりと表明された。
私は周りのものとして、そしてこれらの活動で恩恵を受けるものの一人として、
ここに意思を表明しておきたい。

真理さん、真保さんの心身の健康を第一に考えてもらいたい。
またそれに何らかの問題が生じたがゆえに、この記念すべき年の行事が中止となっても、
私は喜んで受け入れる。
問題が起きた時は、どうか勇気を持って行事や企画の延期や中止を表明してもらいたい。
それが私の望みだ。
私は真理さんや真保さん、ファンの方々と交流を持ちたいが、
あくまでそれは真理さん、真保さんがお元気で前向きに取り組める状況にあることが前提だ。
そうでないならば、私はむしろ御免蒙りたい。


忙しくなってきつつある真理さん周辺だが、
こんな時の真理さんのお気持ちを考える際に思い出すのが、
春の風さんのブログで公開された、デビュー前の真理さんに関する証言集である。
私はこれを大変興味深く読んだ。

その中でひときわ目を引いたのが、
中学2年から高校3年まで教えていた音声科の先生の、
「ずいぶん厳しくレッスンしたこともありましたが、決してヘコタレる事はありませんでした。」
という言葉だった。
この先生はただ、彼女のレッスンの様子を思い出し、愛情をこめて述べられただけだとは思うが、
その後の真理さんの人生を考えると、この「ヘコタレる事はありませんでした」という言葉は
私の心に響く。
彼女は体調不良等を理由に活動を休止する期間があった。
活動休止自体が「ヘコタレ」たことだと見る向きもあるかもしれないが、私は逆だと思う。
私は彼女が、「ヘコタレ」ずに頑張り続けたことこそが、体調不良等にまでなった一因ではないかと考えている。

そしてその証言集の中では、「地味でおとなしい」「しずかなおとなしい女の子」である一方、
自ら「有名になりたい」と言い、「夜のお店でギターの弾き語り」をするなどのエピソードが
紹介されている。

こうと決めたことからは逃げない、ヘコたれない気質と、
おとなしいながら、誘われたりそそのかされたりではなく自ら歌手への志を持ち、
有名であることへの素直な憧れを持っていた、
ということがうかがわれる。

この「ヘコたれない気質」と「有名であることへの素直な憧れ」は、
その後の彼女の生き様を見た時、とてもよく表れているように思う。
アイドルの中には潔く、あるいは上手く、この業界から逃げた方々もいたが、彼女は逃げなかった。
歌手復帰後、あるいは歌手活動をやめた後の活動も、
「ヘコたれない気質」と「有名であることへの素直な憧れ」の発露として理解することもできるのではないか。

これに限らず、今でも巷で真理さんだと気付かれると、
気さくにサインに応じるなどしているという話が聞こえてくることから考えると、
真理さんは今も、どうかそっとしておいてほしい、と考えるよりは、
天地真理として認め、慕ってもらえることに喜びを感じる気質をお持ちではないかと思う。

私個人は、真理さんが娘さんと共に健康に過ごしていて、
時には我々のようなものが真理さんの歌をほめたたえるのをどこかで見ていてくれて、
微笑んでくれたり、突っ込んでくれたりしていて、
そんな様子の一端が、時々会報等でうかがい知ることができれば十分だ。
もし真理さんが、ファンの前に出るのはまっぴらだ、あるいは歌などを人前で披露するのはもうごめんだ、
というのなら、それでいい。
しかし、真理さんが上記のような気質をお持ちならば、
ファンクラブの活動の中で、ファンと直接交流を持つことは、
真理さんに心の喜びを与えるのではないかという気持ちも捨て切れない。
ファンクラブの活動が、真理さんに適度な緊張感と、
適度な愉快感を与えるものになりうるのではないか。


その意味で、このファンクラブは大いなる実験だろう。
私は真理さんの今年の活動が、何か特別華々しい、あるいはマスコミやテレビにまで波及する
大きなうねりになることを期待していない。
華々しく取り上げるべきなのはむしろ、過去の業績や過去の作品であって、
それらを正当に評価すべく、周りの機関にはご尽力願いたい。
しかし今の真理さんとファンの関係は、もっと成熟した、もっと穏やかな、もっと心温まるものであってほしい。
そしてそれが静かに広がり、長く続いてほしい。


ただ、ここからは私の、少々踏み込んだ意見となる。
真理さんも、ファンと接点を持つからには、何かアウトプットも与えたいと思うだろう。
こう言っては失礼かもしれないが、それは本当にささやかなものでもいいと思う。
出来れば真理さんが自ら志された音楽で。
ファンクラブで計画もあるようだ。
私が今祈りたいことは、何かいい表現方法にたどりついてほしいということだ。
真理さんが納得できるものを見つけてほしい。

ホロヴィッツも、ある年齢以上になると、とても全盛期の再現などできなかった。
しかし晩年には、元から持っていた音楽性が、
その弱音やぺダリング、ニュアンスなどに、より練りこまれた形で出ていた。
そしてファンととても幸せな時を過ごした。
私はいつか真理さんもそのような幸せな関係を、
どんなに小規模な形でもいいから持ってもらいたい、
持たせてあげたいと思う。

私は正直なところ、昨年放映されたテレビ番組で、
レッスン風景として歌っておられた真理さんのファルセットの声が忘れられない。
それは若い頃の伸びやかさやなめらかさ、奥行き感、声量には遠く及ばなかったことは認める。
時にかすれ、時に出にくく苦しそうに見える部分もあった。
しかし私はそんなことより、まだファルセットが出るのだということがうれしくてしようがなかった。
そしてまさにそれをレッスンしていたのだ。
もしあのような歌声がまた聴ければ、
それがどんなにか細くなっていても、どんなにかすれていても、
私はその中に天地真理の音楽を聴くことができるだろう。
問題は、その中にどんな天地真理の音楽があるかだ。

あくまでこれは真理さんが自ら、何らかのアウトプットを持ちたいと思った場合のことだが、
そして、真理さんが上記のように実際にレッスンをしていたから言うのだが、
私には、そんなファルセットの1曲が聴けるだけでも、
恐らく感涙ものの感動を味わってしまうと思う。
そしてもし万一そこに足らない部分があっても、それは私の中の何かが補ってくれるだろう。
それが、若い頃の、(プレミアムボックスで聴けるような)文句なしに与えられる一方のものではない、
ファンと共に作っていく、
成熟した天地真理さんの音楽の姿ではないかと思う。

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コメント

こんにちわ春の風です。
改めて『天地真理 OFFICIAL WEBSITE』おめでとうございます。
私もこんなにも早く全国的な規模になるとは想像すらしていませんでした。
しかもその内容たるや驚きの連続です。
今年は集いは3回あるようですね、それと映画『虹をわたって』が
銀座シネパスト様にて公開されるようですね。
それもニュープリントでの高画質、高音質版のようです。

ところでブログを見て頂いてありがとうございます。
確かに真理ちゃんってヘコタレず我武者羅につ走った感がありますね。
太く短かかった芸能活動だったかもしれません。
真理ちゃんの高校生時代は、ご自分でも仰ていますが、おとなしくて授業中にハッイって手を上げて話をする事はなかったそうでね。
また何故か?真理ちゃんは高校時代は楽しくなかったとも仰ています。

それと真様は後、3回の集いと『虹をわたって』は参加する予定でしょうか?
私もできる限り参加をしようと思っています。
お会いできるのを楽しみにしております^^

 年齢51歳、男で、天地真理をリアルタイムでテレビで見ていました。私もいつのまにか、50をすぎ、最近、YTで40年前を思い出し、楽しんでおります。また、天地真理の歌、これまでの生き方などに関する多くの方々のブログも読んでおります。40周年のイベントが大成功することをご祈念いたします。                           一般的に、60歳とは、会社でいうと、定年退職の歳で、ここから第2の人生が始まります。天地真理様におかれても、新たな形で活動し、我々のようなファンに何らかの情報を発信されることを大いに望んでおります。もちろん、唄を歌わなくても、昭和の昔話、これまでの人生について、語ってもらうだけでいいです。その意味で、いったん、芸能界を定年退職し、第2の人生、活動をきちんと始めていただきたいと思います。  

春の風さん こんにちは。
いつも貴重な資料で勉強させてもらっています。
(文中でリンクを張るのを忘れていてリンクさせてもらいました)
ずっと真理さんを見つめ、讃え続けてこられた春の風さんのような方にとって、
今年の動きは感慨深いものがあるのではと思います。
10/1は昼が祝賀会で夜が「虹をわたって」とのこと。
味なことをやりますね。
何としても100人集まらなければ。

この日は何としても行きたいと思っています。
春の風さんを初め、いろいろな方々にお会いできるのも楽しみです。
誰が誰なのか私などにはわからないかもしれませんが、
よろしくお願いいたします。

chitaさん
このような場でお考えを述べていただきまして大変ありがとうございます。
また一人、真理さんのことを真摯に思っていらっしゃる方がおられることを知って
大変うれしく思います。

私は真理さんと歌の結びつきが、
そのデビュー前の言動から、とても強く、自発的で、自然なものと想像し、
原点に戻った、しかし何か穏やかで緩い雰囲気の中でファンとも共有できる道はないのか
と思って書いてみましたが、
ファンの前で披露する歌や音楽はむしろ良き思い出として、
違った形の第2の生き方、ファンとの接し方で歩んでいくということも
大いにあってしかるべき道のように思います。

いずれにしても、もう不必要なしがらみや思惑、勝手なイメージにとらわれることなく、
真理さんと真保さんが無理なく、思うようにやってもらいたいですね。
こんな形が、あるいはあんな形があるのでは、と傍でつぶやくことが
何か考えるヒントぐらいになれば幸いだというぐらいのつもりであって、
それはchitaさんの思いともつながるものではないかと思います。

まあこういうことを言うことすら、ある意味無責任で、
下手をすればプレシャーの元になりかねませんが。
真理さんが娘さんと一緒に元気で、出来れば生き生きとしていて、
その一端が時々伝わってくれば私としても十分なんですが、
生き生きするためには、こうがいいんじゃないかとか、ついつい考えてしまうんですよね。
余計なお世話で困ったもんです。
でもまた、何か思いつかれたら、お考え、想いをぜひお寄せいただければと、
私からはお願いいたします。

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