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2011年7月29日 (金)

天地真理43 NHKの謎

4/29のNHK BSプレミアムで「昭和のヒットメーカーたち」という番組があった。
作詞家、作曲家、そして企画作りの裏側などにスポットを当てた番組なのだが、
ステージの背後に天地真理さんのレコードジャケットが何枚か映っていると家人が教えてくれたので、途中から見始めた。
するとアイドル曲というくくりで、
南沙織→小柳ルミ子と過去ビデオが流れた。
これまで、この手の番組を何度も期待を持って見ては、すかされていたので
元々あまり期待していなかったのだが、
この流れにはさすがに、これは間違いなく出ると確信を持った。
確信を持ってしまったばっかりに、
直後に麻丘めぐみさんが出たときのショックが今も忘れられない。
その後、男性アイドルということで、
西城秀樹→野口五郎→郷ひろみ と、こちらは出そろったところで私は言葉を失った。
これは明らかな歴史の歪曲ではないか。
NHKがこういうことをしてまで守りたかったもの、あるいは主張したかったものとは何だろうか。

私はいたってのんき者だが、この時ばかりは、
何か見てはいけないものを見てしまったような、
胸騒ぎのようなものが、長く後をひいた。
天地真理という芸能人が、未だ歴史になり得ておらず、
未だに、私の伺い知れない業界力学の影響下にあるという現実を
思い知らされたように感じた。

真理さんには、完全にNHK好みというわけでない部分もあったことはわかる。
しかし渡辺プロとの別れ、その後の経歴、履歴、
現在の状況など、私が知っている負の部分を考慮しても、
私にはこの理不尽さが未だに理解できないでいる。

渡辺プロと苦い経験をお持ちの小柳ルミ子さんはなぜ出られるのだろうか。
現在芸能プロダクションに所属していないという意味では(真理さんはSonyMusicには所属している)
南沙織さんも同じだろう。
樋口可南子さんは朝ドラに出ているし、細川たかしさんは紅白に復帰した。
作詞者、作曲者の方に問題があるかと疑っても見たが、らしい気配すらない。
そもそもレコードジャケットの方はこれ見よがしに映すところもよくわからない。

私自身が、真理さんをアイドルとしてのみ取り上げることを嫌忌しておきながら、
アイドル曲の仲間として紹介されなかったことに憤っているのも筋の通らない話だが、
もし納得のいく理由をご存知の方がしらっしゃったら、教えていただきたい。

昨年は民放には出演しているので、NHKとの関係だけかとも疑ったが、
2004年にはNHKで歌っていた目撃証言がここここにある。
その時の映像はおそらくこれだと思われる。
NHKアーカイブスの出演記録にも2000年以降何回か出演している。
従って、担当プロデューサの、今回に限った、何らかの考えに従っただけのものかもしれない。
当時のアイドルからコメントを取りたかったから、麻丘めぐみさんが選ばれたのだろうか。


先日、sakura6809さんのTweetで紹介のあった酒井政利著「神話を築いたスターの素顔」という本を
図書館で借りて読んだ。
著者は上記番組にも出ておられたが、
ソニー・ミュージックエンターテインメントのプロデューサーを務めた人で、
数々の歌手を手掛けた人らしい。
その一部を書き直したような記事がここにある。
この本の中で、1975年の紅白歌合戦に、
小柳ルミ子さんと南沙織さんは選ばれていながら、天地真理さんだけが選ばれず、
大晦日に児童施設に慰問に行きたいと言った話が紹介されている。
上記の構図にどこか似ている。
その前の年は、例の「想い出のセレナーデ」で紅白出場をしているが、
この年は目立ったヒットがなく、選に漏れたのだろう。
しかし、この年はミュージカル「君よ知るや南の国」に取り組むなど、
天地真理さんは、その声のコンディションからいっても、
活動の質からいっても、歌手としては全盛期を迎えようとしていたと私には思える。
こんな時こそ、事務所の力で、
もし紅白にミュージカルの一部でも再現するような構成での出演を果たせていたなら、
本格派歌手としてのイメージ付けに成功し、
その後の歌手としての経歴も大きく変わっていただろう。
しかしそれは叶わなかった。
歌手としての自信は大きく膨らんでいただろうことを思うと、
その落胆は想像に難くない。


こんな恨み言を書いていると、真理さんにたしなめられそうである。
冷静になって考えてみると、
2006年に民放でバラエティ風の演出で出演されて最後に1曲歌われはしたが、
きちんとした歌番組で、ステージの上で歌わせてくれたのは、
上記2004年のNHKの番組が、テレビとしては今のところ一番新しいのではないか。
つまり、NHKは真理さんを歌手としてきちんと取り上げてくれた現在までのところ最後の局ということになる。
(もしこの認識が間違っていたら教えていただきたい。)
私はこれは大変な功績であると思う。
そういう経緯から考えると、もし今後テレビで取り上げてもらうなら、
NHKの方がいいのではないかと思ったりする。
ただし、これは真理さんに何とかテレビに出てもらいたいということではない。
一部のかまびすしいファンの要望にこたえてとか、誰かにそそのかされてとかでなく、
あくまで、ご自身がやってみようと心の中から思われた時のことであってほしい。
その時は、私もただただひれ伏し、讃え、仰ぎ見るのみである。
まあそう単純に事は運ばないとは思うが。

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コメント

こんんちは  
自分もこのNHKの番組を 見て怒りに似たものを感じました 日本の元祖アイドルが きちんと紹介されないのはどういうことなのか? こけはNHKだけでなく いま現在すべてのメディアにも 問いかけたい。 
この仕打ちは 再び真理ちゃんブームが訪れる 嵐の前の静けさだったと 後で笑える日々を信じて・・・。

後5カ月しかないよ・・・40周年記念の年・・・さん

お気持ちわかります。
再評価という意味では、明らかに2006年、プレミアムボックス発売以降、
静かに、しかし着実になされてきていると感じています。
嵐ではないけれど、木漏れ日のような温かい光がさしていると思います。
でも、国際レベルのスポーツ番組以外ほとんど見るべきものがない今のテレビには、
私はほとんど期待を持てません。
むしろ生半可な取り上げ方をしてほしくないとすら思います。
テレビ業界は、もうその程度のものになってしまったのではないでしょうか。
それでもいつかは、真理さんを、そして真理さんの素晴らしい歌を、
一度でいいからきちんと取り上げてほしいという一縷の望みは
捨てきれない気持ちもあります。
私自身テレビを見て育ったのですし、真理さんもテレビで一世を風靡したのですから。

こんにちは
今のテレビ(民放)に 期待を持てない・・・その通りですね それ故に 最後の砦のNHKに期待をしたいのですが そのNHKが 真理さんの無視を続けるかぎり 一体どうすれば・・・・
そこで今 少し注目してるのが BSデジタル放送とCS放送です 民放BSデジタルは テレビショッピングの垂れ流しチャンネルに ほぼ成り下がっていますが BS11とBS12というチャンネルは テレショップも多いですが 民放局にはない個性的な番組作りをしています 今自分は このチャンネルに 期待をかけています 
CS放送には 過去の出演歌番組や 「真理ちゃんシリーズ」の再放送を 是非してもらいたい

 真さんの言う通り 生半可な取り上げ方や不真面目な特集番組(ユーチューブの「天地真理1~4」みたいな・・・)ならして欲しくありませんが 一度くらい真面目に 過去の輝かしい実績を振り替えったり 倉庫に眠っている膨大なアイドル時代のフィルムを流したり といった内容の番組を 今年40周年記念の年なのですから 実現して欲しい。

このままでは 絶対ダメである・・・。

  

「過去の輝かしい実績を振り替えったり 倉庫に眠っている膨大なアイドル時代のフィルムを流したり」
まったく仰せのとおりです。
出来れば淡々とやってほしいと思いますね。
ゲストを呼ぶなら、昔共演された方々くらいで。
本当は谷啓さんが良かったのだけれど、
森光子さんとか、堺さんとか。
北野武さんでもいいけど。

だれか情熱のある方が一人動くだけで実現しそうに思います。
問題はその一人が局側、またはスポンサーの要職とかにいるかどうかでしょう。

真さん、

お久しぶりです。YTでは、あたたかいコメント、ありがとうございました。

おそらく真さんも同じ思いでは、と思いますが、私はテレビをほとんど信用(信頼)していません。コンスタントに見るのはニュースぐらいですが、それも一歩下がって見ています。

つい最近のこと、東海テレビがとんでもない暴言をテロップで放映してしまいました。さきほどお詫びの放送をしていましたが、局内のハードの説明なんかして、なんの意味があるのか、と憤って見てました。

真理さんの歌の素晴らしさは、いいかげんなテレビ番組のお世話にならなくても、いつでも私達の隣で歌ってくれているものと思ってます。

pokeさん

あの見事なギターの方でしょうか。
触発されて、身の程知らずにもまた何か音を作ってみようかと思っているぐらいです。
吉川忠英さんのソロアルバム買ってしまいましたよ。
「いつでも私達の隣で歌ってくれている」
その気持ち、同感です。
これからもよろしくお願いします。

you tubeで天地真理ブームがどんどん広がっていいます。彼女が再評価されるのも時間の問題でしょう。

やまさん

コメントをいただきありがとうございます。
YouTubeに投稿される方々の顔ぶれも広がっているということですね。
他の方のものを見ていないのでわからないのですが、
また現役の歌手だといろいろ検閲や制約が厳しいのでしょうが、
あの頃の他の歌手でこれほどまでにきちんと取り上げられている方がいるのでしょうか。
何か取り上げて、皆にも見て聴いてもらいたいと思わせるものがあるのでしょう。
ファンの方々の熱意も大変なものだと思います。

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