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2011年4月 2日 (土)

天地真理23 証①音色美 「好きだから」-18(周波数成分9 語頭ハミング)

倍音ゆらぎの例として、さらに2つを紹介したい。
「語頭ハミング」といえば思い当たる方もいるのではないだろうか。

「好きだから」より、”だいてー”の部分にその片鱗が聴かれる。

同じく「好きだから」から、歌詞2番の”ばしゃにー”の部分。
上の例よりもう少しわかりやすいかもしれない。

”だいてー”や”ばしゃにー”の言葉の前に小さい”ん”が聴こえないだろうか。
それぞれの調波構造(周波数成分)を示す。

Voiceprint_ndaite_2

Voiceprint_nbashani

彼女のハミングの素晴らしさは、「ひこうき雲」という歌において
きわめて明瞭に、この上なく純粋な形で表れている。
だがここで言いたいのは、彼女の歌の至る所で、
このハミングの要素が見え隠れしているということだ。

”ふたりでー だいてー”の部分では、
真理倍音Ⅱ(O10oU4k)、真理倍音Ⅰ(U4kO6k)に挟まれて、
”だいてー”の前に、倍音が少ない、ハミング音がかすかにはいっている。
つまり、”ふたりでー 
だいてー”と聴こえる。

”しろいー ばしゃにー”の部分では、
倍音が少なめの爽やかな声に挟まれて、
”しろいー 
ばしゃにー”と、ハミング音が入る。

言葉の最初につくハミングということで、「語頭ハミング」というわけだ。
ハミング自体は、口が開かず、胸に共鳴した声だが、
これが語頭につくと、独特の情緒を醸し出す。

ここでの例は、かなり微かなもので、片鱗というレベルかもしれないが、
しだいにこれも洗練されて、歌の音色の彩りとして、
また感情表現の一要素として、明瞭に我々の耳と心に訴えかけてくるようになる。

1973年録音の「愛になやむ頃」より、その典型例を聴いてみよう。

Voiceprint_nmuneno

細かい説明は不要だろう。
胸から発声される
「語頭ハミング」が、切ない気持ちを否応なく掻き立てる。

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